2006年04月21日

スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.39

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【写真】駆けつけてくれたボランティアリーダー
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【写真】トッタムナ村の地図
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【写真】上手に切れるかな
(クキさんレポート32)
 第5週目は「防災マップ作成 @」共育がトッタムナ村で実施された。前回の教訓を活かし、今回は、発砲スチロールに直接絵を描くのではなく、厚紙のみに絵を描いてもらうことにした。子どもたちは、芸術作品とも言える見事な切り絵を作成した。

 デビヌワラ・シンハサナ村から高校生のボランティアリーダー二人が「防災マップ作成」の伝授の為、授業が終わって直ぐにトッタムナまで駆けつけてくれた。恥ずかしがりやの二人は子どもたちの前で説明するのに照れながらも、一端作業が始まると、主体的に子どもたちの中に入り、切り絵のお手伝いをし始めていた。
真っ白な制服に身を包んだ彼女たちの姿は、白衣の天使のように見えた。切り絵を刺すために、爪楊枝と待ち針が用意されていた。その待ち針の先には、色とりどりのパール色をした丸いピンがついていた。それを見た彼女たちは、私にその待ち針を一本欲しいと聞いてきた。何に使うのかと思うと、何と、制服のネクタイピンとしてネクタイに刺したのだ。ピンクと淡い紫色のピンを二人とも嬉しそうに胸につけながら、再度子どもたちの中へと入っていった。待ち針が、新たな役目をもらって彼女たちの心を、私の心を潤した。

 トッタムナ村の地図もデビヌワラ・シンハサナ村同様に、避難所となるお寺を中心にプロジェクトサイト周辺の地図が描かれている。プロジェクトサイトから避難所までの道を赤い矢印で道に書いていく。年長さんが私に聞いてきた。「津波前には、ここに郵便局があったんだけれども、今はない、建物のほとんどが津波で流されてしまったから描く建物がないんだけども、どうすればよいか」愕然としてしまう。その子どもは、津波前にはあったけども、今はないと明記すればよいと笑いながら私に言ったが、私は笑うことができなかった。殆どの建物が流されてしまい、未だに再建されないでいる。一年以上も経つというのに。結局、その子どもは、そこに郵便局を描いたものの、×印をつけた。しかしそれを見た他の子どもが消しゴムでその郵便局を消した。胸がギュッと痛んだ。何もかも津波で流されてしまったトッタムナ村。今は、再建された家、再建されようとする家のみがポツンポツンと村を守っている。

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posted by code at 12:05| 防災「共育」P | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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